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百日咳に注意しましょう
百日咳に注意しましょう
百日咳とは
百日咳は百日咳菌に感染して発症し、特有のけいれん性の咳発作を特徴とする呼吸器感染症です。五類感染症に分類され、全数把握疾患に指定されています。
百日咳患者の報告状況
例年に比べ、全国的に百日咳患者が多く報告されています。
大分県でも、2025年において第26週までに295人報告(速報値)されており、2018年からの全数把握疾患としての調査以降、年間累計で最多となっています。
県内保健所別では、大分市(153人、51.9%)、東部(70人、23.7%)、北部(36人、12.2%)の順で多く報告されています。
また、年齢階級別では、10~14歳(140人、47.5%)、15~19歳(55人、18.6%)、 5~9歳(42人、14.2%)と、小中学校、高等学校世代に多く報告されています。
大分県でも、2025年において第26週までに295人報告(速報値)されており、2018年からの全数把握疾患としての調査以降、年間累計で最多となっています。
県内保健所別では、大分市(153人、51.9%)、東部(70人、23.7%)、北部(36人、12.2%)の順で多く報告されています。
また、年齢階級別では、10~14歳(140人、47.5%)、15~19歳(55人、18.6%)、 5~9歳(42人、14.2%)と、小中学校、高等学校世代に多く報告されています。



症状と治療
百日咳は、世界的にみられる疾患であり、小児に多くみられ、重症化しやすく、特に1歳以下の乳児には注意が必要な感染症です。
通常7~10日間の潜伏期間を経て、臨床経過は、普通のかぜ症状で始まる「カタル期」(約2週間持続)、特徴のある発作性のけいれん性の咳(痙咳、けいがい)がでる「痙咳期」(約2~3週間持続)、激しい発作性の痙咳が減衰し、回復へ向かう「回復期」(2、3週~)に分けられます。成人の百日咳では咳が長期にわたって持続し、典型的な発作性の咳嗽(がいそう)を示すことなく、回復に向かうことが多いですが、菌の排出があるため、注意が必要です。
百日咳の治療には、一般的に生後6か月以上の患者において、マクロライド系の抗菌薬が用いられ、特に初期の「カタル期」において有効とされています。
通常7~10日間の潜伏期間を経て、臨床経過は、普通のかぜ症状で始まる「カタル期」(約2週間持続)、特徴のある発作性のけいれん性の咳(痙咳、けいがい)がでる「痙咳期」(約2~3週間持続)、激しい発作性の痙咳が減衰し、回復へ向かう「回復期」(2、3週~)に分けられます。成人の百日咳では咳が長期にわたって持続し、典型的な発作性の咳嗽(がいそう)を示すことなく、回復に向かうことが多いですが、菌の排出があるため、注意が必要です。
百日咳の治療には、一般的に生後6か月以上の患者において、マクロライド系の抗菌薬が用いられ、特に初期の「カタル期」において有効とされています。
予防
主な感染経路は咳やくしゃみなどによる飛沫感染ですが、接触感染にも注意が必要です。咳が出るときはマスクを着用するなど咳エチケットを徹底することのほか、手指消毒・手洗いの励行など基本的な感染対策が大切です。
また、予防接種が非常に重要であり、生後2月以降に計4回、定期接種である五種(四種)混合ワクチンの接種を行いましょう。予防接種を行うことで重症化を防ぐことができます。詳しくは、かかりつけ医またはお住いの市町村窓口におたずねください。
また、予防接種が非常に重要であり、生後2月以降に計4回、定期接種である五種(四種)混合ワクチンの接種を行いましょう。予防接種を行うことで重症化を防ぐことができます。詳しくは、かかりつけ医またはお住いの市町村窓口におたずねください。