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当グループでは毎年、大野川のアユの遡上時期や遡上サイズを把握するために、アユの遡上調査を実施しています。今年は遡上量も把握するため、初めて定置網を用いた捕獲を試みました。雨による増水で何度か中断しましたが、今後、新たな調査方法となるよう漁業者の意見等を参考に改善していきます。
●問合せ先
北部水産グループ 養殖環境チーム
0978-22-2405
農業研究部の茶園(豊後大野市、標高151m)で4月30日の「あさつゆ」を皮切りに一番茶の摘採、製茶が始まりました。3月末以降の萌芽は遅れ気味だったものの、その後の適度な降雨と高温傾向により、生育は順調です。摘採(約2ha)は5月7日まで行い、並行して試験区ごとの品質分析等の調査を進めています。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
今年度新たに県の農業と畜産の普及担当となった職員に対しての研修が行われました。4月25日には農業研究部のピーマン、かんしょ、白ねぎ、茶の圃場・施設見学を実施するとともに各研究員から試験概要の説明を行いました。
今後、5月末からは担当品目に分かれて専門技術研修を実施し、農業技術者として養成を支援していきます。
●問合せ先
農業研究部 果菜類チーム、葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
4月5日に令和6年度就農準備研修開講式が行われました。今年度、県内での自営就農を希望する3名が3月4日までの11カ月間、畜産の知識や技術を学ぶとともに、家畜人工授精師免許などの各種資格・免許取得を目指し畜産研究部で研修を行います。
将来の畜産担い手として大いに期待されます。
●問合せ先
畜産研究部 企画指導担当
0974-76-1214
冬を彩る花といえば真っ先に思い浮かぶのがシクラメンです。現在、花きグループではセルトレイで育苗した苗をポットに移し替える作業を行っています。今年は定番の花色である赤やピンク、白に加え、芳香を放つものなど様々な種類のシクラメンを試験の一環で栽培しています。11月中旬から場内販売を行いますので、お気軽にお越しください。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
これまでの本県のホオズキ栽培はハウス栽培が中心でしたが、パイプ等各種資材が高騰しており、このことが新規栽培者の参入や既存農家規模拡大の妨げになっています。そのため、露地や低コストで導入できるミニハウスで生産可能なホオズキ栽培の技術開発に取り組んでいます。現在ホオズキの定植を行っており、今後は生育調査を行います。
●問合せ先
花きグループ 企画指導担当
0977-66-4706
5月になるとカンキツ類が白い花を咲かせ始めます。当チームが所在する津久見市では、連休明けの5月10日頃に開花のピークを迎えます。開花を前に「摘蕾(てきらい)」という蕾(つぼみ)を摘み取る作業を行っています。樹の状態にあわせて蕾を摘み取ることで、弱った樹の樹勢回復や幼木の枝の伸長を促します。
●問合せ先
果樹グループ カボス・中晩柑チーム
0972-82-2837
近年、海外情勢により化学肥料の価格が高騰している事から、今年度肥料コスト削減を目的とした新たな試験に取り組みます。そのうちの一つで化学肥料の代わりに鶏糞ペレットを活用した試験を実施します。4月12日に農業研究部の試験圃場(豊後大野市、標高151m)で白ねぎ品種「夏の宝山(みかど)」を定植しました。今後、肥料の違いが白ねぎの生育と収量等に及ぼす影響を明らかにする予定です。
●問合せ先
農業研究部 葉根菜類・茶業チーム
0974-28-2082
灌水量や灌水頻度の違いによる土壌水分の動態を把握するため、竹田市のトマト生産者圃場(2戸)に土壌水分センサーを設置しました。
栽培期間を通して土壌水分のデータを測定し、灌水管理と土壌水分率の変動の関係を検証することを通じて生産者の栽培技術向上に役立てます。
●問合せ先
農業研究部 果菜類チーム
0974-28-2081
ブリの養殖用種苗として稚魚を採捕する今年度の「モジャコ漁」が4月1日に大分県海域で解禁されました。当研究部では、3月中旬から5月上旬まで6回程度、調査船「豊洋」で海面に漂う流れ藻を採取し、流れ藻に集まるモジャコ等の付着状況を調べ、結果を速やかに県内のモジャコ漁業関係者に提供しています。
●問合せ先
水産研究部 資源増殖チーム
0972-32-2155
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